考えるこたぁ、いろいろあるんだけれども。

口下手を理由にしちゃあ、いけねぇ。
...って事ァ判るんだけれども、あたしは自分にとって大切な人とお話しする時は、途端に「感覚」でモノを云えなくなる。考えちまうんだね。
そのせいで、いろいろと話してくれる人達には不快な思いをさせているようだ。こいつぁ良くねぇ。

もともと、喋るのがそんなに得意じゃねぇの。ノロノロ喋るし。
「赤面症」ってのかな、頭にボ〜ッと血がのぼっちまうようで、声は出ねぇし顔から火が出るような感覚。幼少の時分からそんな感じ。

人様に、「どうしてマジックを始めたのか」と問われる事が多い。大きな理由なんてホントは無いんです。
でもマジックのお陰で、人前に立てるようになったのは間違いない。

マジックの時は、不思議と饒舌になる。早口にすらなったりする。「感覚」でやるからなんだろうな。

ま、どっちにしたって、御互いに楽しくなりたい、ってのは間違いなく思っていることだから。